NEXT防水工法標準仕様

下地調整

高圧水洗にて、表面劣化部分や汚れなどを除去します。

新設コンクリートの場合、レイタンスが多く残っていると白化します。

   
養生 特に金属、ガラスなどへの「ケイ酸カリウム液体材料」付着防止のためビニール養生をします。
   
塗布

噴霧器やローラー刷毛などを使い、「ケイ酸カリウム液体材料」を原液で塗布しします。

所要量0.2L/㎡・塗布回数1~2回

*壁などの場合は1回で規定量を塗布するのは困難ですので、2回以上に分けて塗布します

*風がある場合は材料が飛散しないように風よけパーテーションなどを使用します。

   
散水・残材洗浄

散水しながらビニール養生を撤去します。

「ケイ酸カリウム液体材料」が飛散た部位は、スポンジ等を使用し散水しながら材料を洗い流します。

防水面に残っている「ケイ酸カリウム液体材料」をブラシなどを使用し、散水しながら十分に洗い流します。

ゴムワイパーなどを使用し床面のたまり水を除去します。

   
他部材のと取り合いなど

NEXT防水工法はコンクリートと塩ビなどの他部材との取り合いなどの防水はできません。

NEXT防水施工後、塩ビなどの他部材との取り合い部分はシーリング処理などで適切に防水処理をします。

   
 

*施工上の注意点をあわせて確認してください。


NEXT防水工法・止水工事標準仕様

▶コンクリート表面にひび割れ(クラック)があり漏水箇所が特定できる場合

下地調整 漏水が特定されるひび割れ周辺を高圧水洗にて、表面の劣化部分やひび割れ内にたまっている汚れなどを除去します。
   

噴霧器やオイル差しなどを使用し「ケイ酸カリウム液体材料」をひび割れに直接注入します。

所要量0.2~1L/m

   
セメント系のグラウト注入材をひび割れに充てんします。
   

グラウト注入材が硬化後、ひび割れに沿って「ケイ酸カリウム液体材料」を塗布します。

所要量0.2L/㎡・塗布回数1回

   
 

*施工上の注意点をあわせて確認してください。


▶表面にメンブレン防水がされていて漏水箇所が特定できない場合

漏水が確認されている天井の直上の床面(メンブレン防水がされている)の保護コンクリートの目地やシート防水の切れ目などから、ケミカルポンプや噴霧器などを使用して「ケイ酸カリウム液体材料」を注入します。

所要量16L~/漏水箇所